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 パヴェレツカヤが最寄り駅である。徒歩5分。地下鉄で先ずは赤の広場へ。
 国立歴史博物館の横のヴァスクレセンスキー門を入ると広大な石畳み。遥か彼方にポクロフスキー聖堂、左手は
 グム百貨店が伸び、右手のレンガ色の壁の連なりがクレムリン。
 
     ポクロフスキー聖堂まで広場を歩いた。9つの玉ねぎのようなドームや派手な外観がひときわ目立つ。モンゴルとの 戦勝を記念してイワン4世(イワン雷帝、在位1533~1584)により、1560年に創建された。現在はは国立歴史博物館の
 分館となってフレスコ画や祭壇のイコノスタス(聖障)が見ものだとか。
 
 クレムリンとは「要塞」のこと。一辺がモスクワ川に面した、大三角形の敷地に宮殿や大聖堂群、武器庫、兵器庫、
 ダイヤモンド庫、そしてロシア連邦大統領府に大統領官邸、巨大な鐘や大砲まで収まっている。
 
   イワン大帝の鐘楼 イワン4世の頃、モスクワにはこれ以上高い建物はなかった。
 誰もこれより高い建築物を建てる権利がなかった。
 ナポレオンがモスクワ敗退の際、鐘楼の爆破を命じたが、18個の
 鐘は残った。
 
 
 
   ウスペンスキー大聖堂 クレムリンの中心に立つ大聖堂で、かってはロシア帝国の
 国教大聖堂とされた。大聖堂の壁と屋根はイコンとフレスコ画
 で飾られている。
 
 
 
   大砲の皇帝 1586年に鋳造された。口径89cm、重さ40トン。
 一度も発砲されたことはなく、弾丸は飾りで19世紀の建造。
 1トンの重さがある。
 
 
 
   鐘の皇帝 1730年代に造られた。高さ6m、重さ200トンの世界最大の
 鐘。鋳造中に火災が発生して、水をかけたため、ひびが入り
 一部が欠け落ちてしまった。勿論鳴らされたことはない。
 
 
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