9月4日 (火)
今日も秋晴れ。出発に先立ちホテル近くのシティバンクでお金を下ろす。周りが不審者に見えてくる。地下鉄駅
パヴェレツカヤが最寄り駅である。徒歩5分。地下鉄で先ずは赤の広場へ。
国立歴史博物館の横のヴァスクレセンスキー門を入ると広大な石畳み。遥か彼方にポクロフスキー聖堂、左手は
グム百貨店が伸び、右手のレンガ色の壁の連なりがクレムリン。
ポクロフスキー聖堂まで広場を歩いた。9つの玉ねぎのようなドームや派手な外観がひときわ目立つ。モンゴルとの
戦勝を記念してイワン4世(イワン雷帝、在位1533~1584)により、1560年に創建された。現在はは国立歴史博物館の
分館となってフレスコ画や祭壇のイコノスタス(聖障)が見ものだとか。
クレムリンとは「要塞」のこと。一辺がモスクワ川に面した、大三角形の敷地に宮殿や大聖堂群、武器庫、兵器庫、
ダイヤモンド庫、そしてロシア連邦大統領府に大統領官邸、巨大な鐘や大砲まで収まっている。
イワン大帝の鐘楼
イワン4世の頃、モスクワにはこれ以上高い建物はなかった。
誰もこれより高い建築物を建てる権利がなかった。
ナポレオンがモスクワ敗退の際、鐘楼の爆破を命じたが、18個の
鐘は残った。
ウスペンスキー大聖堂
クレムリンの中心に立つ大聖堂で、かってはロシア帝国の
国教大聖堂とされた。大聖堂の壁と屋根はイコンとフレスコ画
で飾られている。
大砲の皇帝
1586年に鋳造された。口径89cm、重さ40トン。
一度も発砲されたことはなく、弾丸は飾りで19世紀の建造。
1トンの重さがある。
鐘の皇帝
1730年代に造られた。高さ6m、重さ200トンの世界最大の
鐘。鋳造中に火災が発生して、水をかけたため、ひびが入り
一部が欠け落ちてしまった。勿論鳴らされたことはない。
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